自己嫌悪はもうおしまい!アドラー心理学で考える、きょうだい喧嘩に「注目しない」行動とは?

子どもとの関わり

頑張り屋の人が陥る「きょうだい喧嘩」時の深い疲れ

子ども達が静かに過ごしている時…
「今のうちに!」と焦って家事や仕事を進めている時ほど、聞こえてくるきょうだい喧嘩の声。

「なんで今!?」
「いい加減にしてよ…!」

全てを中断してきょうだい喧嘩に介入し、結局怒鳴ってしまう。
そしてまた自己嫌悪…。

家族を愛しているのに、子育てが「生きづらさ」に変わってしまう方は少なくありません。
特に、限られた時間の中で多くの役割をこなしているママにとって、「予定を中断すること」は深いストレスになりますよね。

でも、アドラー心理学の視点を取り入れると、この“負の注目ループ”をそっと断ち切るヒントが見えてきます。

問題行動に注目している場合

以前の私は、子ども達のきょうだい喧嘩が始まると、仕事も家事も止めてすぐに仲裁していました。

「やめなさい!なんで仲良くできないの!!」

きょうだい喧嘩(問題行動)
→ 叱る・介入(親の注目)
→「喧嘩すれば親が関心を向けてくれる」
→ 注目を得る手段として、きょうだい喧嘩が続いてしまう可能性

アドラー心理学では、子どもが「注目される=自分の価値」と誤解してしまうと、望ましくない行動が繰り返される場合がある、と考えます。

ただし、きょうだい喧嘩の全てが“注目目的”とは限りません。
年齢によるもの・気持ちのすれ違い・疲れなど、理由はさまざま。

大切なのは「過度に注目しない」というバランスなのです。

貢献してくれていることに注目する場合

アドラー心理学を学んでから、私は「子どもを見る視点」を変えてみました。
すると、家庭の空気が驚くほど穏やかになったのです。

私が意識的に“注目を控えた”のは「きょうだい喧嘩」。
一方で“注目し始めた”のは「仲良しで過ごしている時間」でした。

仲良し(貢献行動)
→ 感謝・勇気づけ(親の注目)
→「仲良くすると家族全体が心地いい」
→ 子ども自身が“貢献できる喜び”を感じ、仲良しの時間が自然と増えていく

子どもたちが仲良く遊んでいる時間こそ、「家族の平和に貢献している」大切な瞬間です。

そのとき、ほんの数秒でいいので手を止めて、
「仲良くしてくれてありがとう。ママすごく助かるよ」
「二人のおかげで仕事が進むんだ。嬉しいな」
と伝えるように心がけています。

アドラー心理学では、人は「所属したい」「役に立ちたい」と願っていると言われます。

子どもの貢献的・協力的な行動に注目して、勇気づけることができると、
「貢献できると自分が幸せだ!」
「自分には家族を幸せにする力がある!」
という内側の満足感が育っていきます。

あの頃の「頑張っていた小さな私」を抱きしめる

「きょうだい喧嘩」や「失敗」に注目する親と、
「仲良し」や「助け合い」に注目する親。

子どもにとって嬉しいのは、明らかに後者ですよね。

そして、それはきっとあなたの人生でも同じだったのではないでしょうか。

家族の役に立ちたくて一生懸命だった小さな頃のあなた。
不器用ながらも誰かを喜ばせようと頑張ってきたあなた。

うまくいかず怒られてしまった行動も、実は全部“貢献の努力”だったはずです。

いま子どもを怒鳴ってしまって自己嫌悪があるなら、
その背後には「ちゃんとできない自分」に厳しすぎる心があるのかもしれません。

だからこそ、そっと自分に伝えてみてください。

「あの頃の私、よく頑張ってたね。」

その優しいまなざしを、子どもの“貢献している部分”とともに「今までずっと頑張ってきた自分」にも向けてあげてほしいのです。

できない日があっても大丈夫。
親だって人間だから。

きょうだい喧嘩に注目しない、という選択を

アドラー心理学では、人は縦の関係ではなく“横の関係”を目指します。

だからこそ、
子ども達の「正しさの押し付け合い」の裁判官になる必要はありません。
きょうだい喧嘩には、介入しなくてOKなんです。

そのうえで、日常のなかでできる小さな工夫があります。

それが、「注目の向け方」をほんの少し変えること。

今日、たった一度でいいので、
子どもが仲良くしている瞬間に立ち止まって「ありがとう」と伝えてみてください。

それは、あなたと家族の“生きづらさ”をそっとほぐす、小さな光になるはずです。

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