私は、ずっと「特別な存在」でなければならないと思って生きてきました。
三姉妹の末子として、優しく育ててもらった一方で、「男の子」を望んでいた父の期待に沿えなかった自分を、どこかで否定していたのかもしれません。
だから、身を粉にして働き、絶対に「NO」と言わず、仕事で大きな成果を出すことに自分の価値を見出していました。
頑張り続けることが、私にとっての「存在証明」だったのです。
「価値がない」と感じた瞬間
そんな私に大きな変化が訪れたのは、子どもが生まれてからです。
残業ができなくなり、時短社員として働くようになったこと。昇進の機会を失ったこと。
キャリアを諦めたわけではないのに、「自分の居場所がなくなった」「価値を失った」と感じる瞬間が何度もありました。張り詰めていた糸が切れ、「もう頑張れない」と深い無力感に襲われた時期もありました。
あなたも今、誰かの期待に応えようと頑張りすぎていませんか?
役割や肩書きがないことで、「自分は何者でもない」と不安を感じていませんか?
何者でもない自分は、想像以上に自由で誇らしい
そんな苦しい時期を経て、私は今、「何者でもない自分」をとても大切に思っています。
肩書きや役割といった鎧を脱ぎ捨ててみると、残ったのは純粋な「私自身」でした。
- 何者でもないからこそ、 誰の目も気にせず、心からやりたいことにたくさんチャレンジできる。
- 何者でもないからこそ、 過去の成功体験に縛られず、目の前の大切な人の心にただ寄り添うことができる。
「特別な誰か」になろうと必死だった頃と違い、今は自分が心から学びたいことを学び、それを実践できる瞬間に大きな喜びを感じます。
人生の意味は、自分で決められる
「何者でもない自分」を受け入れることは、「人生の主導権を自分に取り戻すこと」でした。
他者の評価や期待から解放され、人生の意味を自分で決められることが、今はとても誇らしいです。
頑張ることを手放したら、むしろ心が軽くなり、不思議と夢が叶っていくスピードが上がりました。
もしあなたが今、「何者でもない自分」に不安を感じているなら、それは「新しい自分」に出会うチャンスです。
カウンセリングを通して、あなたが心から望む人生の意味を一緒に見つけ、その一歩を踏み出すお手伝いをさせてください。


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